外資系に転職を考えている人必見。外資のメリット、デメリットについて考えてみた

goody GOODS
こんにちは、
先月、勤めている会社が私の部署を事業売却することを発表し、今後の身の振り方について真剣に悩んでる、管理人のgoody GOODSです。私は、1997年に大学院で理学修士を取得した後、ヨーロッパの化学メーカーに入社しました。以来ずっと外資系企業で勤務しています。その間、元々の会社が買収されたり、2度の転職(アメリカ系、ヨーロッパ系)を経験しました。そんな私なので、今回の事業売却に関しても、もちろん乗り越えていく自信はあるのですが、一旦自分の経験の棚卸をしていきたいと思います。こんな私の体験が、誰かのお役にたてれば幸いです。
Soreyo
外資系に関するイメージと現実の違いや、外資系のメリット・デメリットについて分りやすく説明してもらいたいわ!
外資系って聞くと、「英語がペラペラじゃないと」とか、「実力主義で、すぐにクビになる」って思っちゃうから!
goody GOODS
了解!
私の経験した「外資系」の実情を詳しく説明するね!

外資系ってどんなところ?

外資系企業のことを、外資(系)と呼んでいますが、外資系にもいくつかのタイプがあります。それぞれに特色があり、すべての外国資本の会社を「外資系」とひとくくりにすることはできません。

どの様なタイプがあるのか、簡単に概要だけ説明します。

business city

海外企業100%出資の子会社

たぶん「外資系」と聞いて、一番真っ先に思いつくのはこのパターンでしょう。
有名な企業ではGoogleやAppleがありますね。ただ、この二つは日本では「合同会社*」であり、いわゆる「株式会社」にはなっていません。
*合同会社:経営者と出資者が同一である経営形態
Microsoftも100%資本出資した日本マイクロソフト株式会社が日本法人としてあります。こちらは「株式会社」です。

出資の形態はそれぞれありますが、いずれにせよ日本の資本が入っていないので、会社としての意思決定権は海外にある本社が行います。
企業の雰囲気もやはり日本企業とは少し異なります。

日本企業との共同出資

出資比率がどのぐらいになるかで、どちらに経営権があるかが決まる為、より外資に近い物から日本企業に近いものまで様々です。有名な企業ではLCCのジェットスター・ジャパン株式会社があります。

海外企業にとってみると、日本進出の一つの足掛かりとして、日本企業と共同出資の合弁会社を設立するケースが多いため、後にすべての資本を出資する100%子会社に移行するケースも少なくありません。

私がかつて勤務していたアメリカ系の会社は、もともと製品を取り扱っていた商社を買収してできた部門と、日本メーカーとの共同出資を経て100%子会社にした、製造部門があり、その企業文化も全く違うという状態でした。

外資系のイメージって、どんな感じ?

外資系のイメージは人によって様々だと思いますが、多くの人は下記のように考えているのではないでしょうか?

  • 英語が全員しゃべれる(社内公用語は英語)
  • 給料が高いが、退職金などはない
  • 実力主義で、仕事ができないと、すぐにクビを切る

この様なイメージは、ドラマに出てくる外資系のイメージであったり、アメリカ映画で出てくるキャリア志向の登場人物のイメージが刷り込まれているのではないかと思います。

ビジネスマン

では実際のところは、どうなっているのでしょうか?

英語について

私の経験した限りにおいては、外資系企業の社員がすべて英語がペラペラであることは無いです。
社内公用語についても一度導入をしましたが、結局撤回をしました。

キャリアナビ

英語の自信がないために、外資系への転職を躊躇している人は、是非一度チャレンジして見て下さい。外資系企業での英語の必要性や…

 

給料や退職金制度について

会社の給与体系については、会社により様々です。
ただ、積極的に人材を外部から補充し続けている外資系は、ほかの企業との競争もある為、給料は高い傾向にあることは間違いなさそうです

退職金の制度に関しては、日本の労働基準法に則って運用されるので、全くでないということはありません。
ただ、企業年金制度において、外資系企業は積極的にアメリカ版401Kに相当する「確定拠出年金」を導入した為、少しドライなイメージが残ったのかもしれません。

401K

外資企業の給料制度は属人的なものではなく、その人の仕事(ポジション)に対して支払われます。その為、日本企業で見られる年功序列的な給料体系ではなく、早く出世すれば、それだけ早く給料も上がるようになります。また、退職金(企業年金)も給料に対して積み立てられていくため、早く給料が上がればそれだけ多くの退職金を手にすることができます。

実力主義

転職者率の高い外資系企業には、多くの人材が集まってきます。その為、自分の能力に自信を持った人たちが集まっています。
しかしながら、できないからと言って、社員をクビにすることは、日本の労働基準法上で禁止されており、簡単にできることではありません。

ということで、アメリカの映画にあるような、ある日出社したら、自分の机の上に自分の私物が入った段ボール一つ置かれている、といった事はありません。

ただ、実力が伴わなければ会社に居づらくなりますし、法律に則ったプロセスを踏めば、できない社員を解雇することはできるので、解雇が全くないわけではありません。

クビ

外資系のメリット・デメリットは?

それでは次に、外資系に勤めるメリット、デメリットについて見てみましょう。

外資系のメリット

高い給料

多くの人材を外部から雇い入れる傾向のある外資系企業は、優秀な人材を得る為に、高い条件を提示する必要があります。その為、一般的には外資系では給与水準が日系企業より高くなります。

また、日系企業の昇給の基準は年功に準じるため、大きな昇給は望めませんが、外資系では成果主義が徹底しているため、ポジションに応じた給料を得ることが可能です。その為、成果を出せば、その分昇給することができます。

Money

ワークライフバランス

外資系の働き方は、仕事とプライベートのバランスを重視します。

私が大学院の研究室を卒業し、ヨーロッパ企業に入社した際、上司に「時間内に仕事を終えるのが、お前の仕事だ」と言われ、びっくりした経験があります。
それまで、大学の研究室で寝泊まりしながら実験をし、一切のプライベートの時間を持てなかったのが、いきなり5時15分に仕事を終えろと言われても、習慣が身についてしまっていて、すぐにできるものではありません。ただ、この経験から、与えられた時間の中でどれだけ集中して仕事をするかという事を学びました。

この様な考えで仕事をしているので、もちろん就業時間中はハードワークですが、帰宅時間にはスパッと仕事を切り上げて帰ります。他の人たちも同様なので、帰りにくい雰囲気もありません。基本的にフレックスタイム制を導入しているため、何時に来て何時に変えるかは社員に任されていると言えます。

責任委譲

外資系では早い段階からある程度の責任を任せられて仕事をします。このため、自分の裁量で判断できることが多く、自由に仕事をすることができます。

勿論、成果主義である為に、それだけの結果を残す必要がある為、プレッシャーはあります。しかし、仕事自身は人から押し付けられたものではなく、自ら決めたことなので、ストレスはありません。

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外資系のデメリット

自己管理

メリットでも挙げましたが、外資系では自分で働き方を管理していく必要があります。その為、自己管理ができない人には、外資系は向きません

また、どちらかというと日本企業のようにチームで働くというよりも、個人が軸になる外資では、経験の少ない新卒者にとっては、仕事を覚え、成果を上げていくのは難しいです。その為、多くの外資では、新卒者よりも転職者を即戦力で採用するケースが多くなります

フレックスタイム

フレックスタイム制は、自分で働く時間を調整することのできる、大変すばらしいシステムです。
ただ、仕事が立て込んだりしてくると、自分で仕事の時間が調整できるとはいえ、残業をせざるを得ない状況も出てきます。
こんな時に、時間の空いた日の労働時間を短くして、月の総労働時間で調整すればよいのですが、なかなか現実的にはうまく行きません。

自分で労働時間を管理するというのが建前なので、このような場合、残業代はでません(私の会社では、労働基準局の目が厳しくなり、非管理者は残業代出るようになりました)。ですので、私は社会人になって、一度も残業代をもらったことがありません。

日本市場の将来性

日本企業にとっては、日本の市場は自らのメインの市場です。しかし、外資系企業にとってみると、日本市場はその他の国の中の一つでしかありません。

今、日本のGDP成長率は1%前後です。そして、日本の総人口は減少に転じています。これが意味するところは、日本の市場規模が縮小に転じつつあるということです。これに対し、中国やASEANは高い経済成長率を維持していきますので、外資系企業の目はどんどん日本から離れていく可能性があります

地図

海外転勤はあるの?

先に述べたように、日本の市場は今後縮小して行くでしょう。その為、外資系企業の中で生き残っていくためには、グローバル人材となり、どんどん海外に出ていく必要があります。

一方で、外資系企業が日本法人を作り、日本人を雇っているのは、日本の顧客をケアする為です。その為、外資系の中でグローバル人材となり、海外に進出していくためには、様々な国の人たちと競争をしていく必要があり、それ相応の英語力も必要となってきます。

もしも、将来海外勤務を望むのであれば、海外に進出している日系企業に勤める方がチャンスがあるかもしれません。

外資系の人事関係の本社は海外に置かれていることが多いので、人事のトレーニングなどは、海外で行われることがあります。また国際会議に出席するといったこともあるので、海外出張は比較的多くあります。

外資系のほんとのところ

英語について

多くの人がイメージするように、外資系の人はみんな英語がペラペラかというと、決してそんなことはありません。その為、外資系に転職するにあたり、英語が絶対に必要かというと、そうではありません。

ただし、英語で勝負することができないのであれば、他に勝負できるスキルを持っている必要があります。「この業界では名前が知られている」や「この分野の知識は誰にも負けない」といったことがアピールできるのであれば、英語ができなくても、是非外資への転職にチャレンジして見て下さい。

勤務体系

フレックスタイム制のデメリットを先ほど述べましたが、フレックスタイム自身は非常に良いシステムです。決まった時間に出社する必要がないため、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。私自身、子供たちが小学校の間は、子供たちと一緒に家を出て出社していましたし、何か用事があり、早く帰らないといけないときには、早く帰るようにしています。

最近では、フレックスタイムに加え、在宅ワークも認められるようになってきましたので、特にオフィスに出社する必要がない場合は、自宅での勤務というのも可能です。

外資系の特別感

外資系企業に勤めていると言うと、みなさん、「スゴイですね」と仰っていただけるので、正直、「外資系の特別感」というのはあります。

20年以上、自由な環境の中で仕事をしてきて、それなりの給料をもらえて来たので、次またどこかに勤めないといけない状況になれば、外資系を選ぶと思います。

まとめ

如何だったでしょうか?

外資系のメリット
働くときは働く、休むときは休みというメリハリのついた働き方で、自分の裁量で働くことができる。
成果を出すことにより、高い給料を得ることができる。
外資系のデメリット
自己管理ができないと、成果を出すことは難しい。
「チーム」で動くよりも「個」で動くことが多いため、経験の浅い人にはついていくのが難しい。
日本市場の将来性に不安がある。
goody GOODS
如何だったでしょうか?
外資系企業、日系企業、どちらが優れているといった問題ではなく、働く人の向き不向きだと思います。
ただ、外資系と聞いたときに英語ができないからと言って、あきらめている人がいるのであれば、そんなことは無いので、チャレンジしてほしいと思います。
転職するは、給料を上げる大きなチャンスです。外資への転職は、給料を上げる近道だと思いますよ!
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